自主研修「アウトドアファーストエイド研修」を行いました


2024年12月4日、野外におけるファーストエイドを学ぶ自主研修を、伊豆・城山にて行いました。講師に「山岳医療サポート事務所」代表で、国際認定山岳医の稲田真医師を迎えて、会員14名が受講しました。
稲田医師は自身がクライマーであり、海外登山に同行したり、実際の山岳遭難に山岳医として出動するなど、山岳医療のエキスパートです。
アウトドアでのクライミング講習で、起こり得る事故への対処方法を学びました。フリークライミングは本質的に危険なスポーツであり、医療機関へのアクセスも困難なことも多く、インストラクターとして受講者のケガや急な病気に対応することが求められます。
今回の研修では野外という限られた条件のもとでの、救命救急に加え、状況判断や行動決定の考え方について学びました。また、「ロープの足がらみによる頭部のケガ」「クライミング中の持病の発症」など、さまざまな事故のシチュエーションを設定し、事故にどう対応するかを実践。稲田医師の講評とともに検証しました。
稲田医師の豊富な経験にもとづく講習は学ぶところが多く、実りの多い研修となりました。フリークライミングインストラクター協会では、今後もより安全な講習会のため、こうした研修を継続していきます。