自主研修「ギアとシステムの強度試験研修」を行いました

2025年3月25日〜26日の2日間、協会自主研修として、滋賀県比良げんき村の人工壁にて「クライミングギアとシステムの強度試験」を行いました。
講師として笹倉孝昭氏を迎え、協会員10名が研修に参加。
試験内容としてはコンクリート壁に設置されたアンカーに支点を作り、アンカーシステム毎の強度比較試験。
トップロープクライミングを行った場合の、墜落時に支点にかかる衝撃が、ダイナミックロープとセミスタティックロープが、それぞれどの程度違いがあるのか検証。
クライミングギア(主にカラビナ)や、スリングの結び方別の引っ張り強度の試験を行い検証。検証のために使用したギアには、各参加者が講習現場で回収した、残置物として長く置かれていたであろう摩耗したカラビナやスリングも使い、新品同様のギアとの比較も行った。
支点にかかる衝撃力をビレイデバイス別に30項目の検証試験を行った。
ATCガイド等のチューバ―タイプのビレイデバイスはグリグリ等のブレーキアシスト付きビレイデバイスよりは小さかった。
また、比良げんき村内の宿泊施設にて、笹倉氏の強度研修講義を拝聴。カラビナ、カミングデバイス、ビレイデバイスの歴史や分類等の講義をして頂いた。